リーダーと生産性

 昨年末からふた月に一度、取締役を勤める日本電機と共同で、「経営幹部養成セミナー」を行っています。管理職以上が集まり、次代のリーダーに必要なスキルや知識を育む勉強会です。
 先日のテーマは「生産性」でした。時短と生産性の向上が謳われる昨今、原点に立ち戻ってみると、「生産性」とは何か? 
 経済学で言うと、投入量と産出量の比率、つまりは、労働量に対して、どれだけの価値が生まれているか、ということ。
 企業なら、人や設備、時間など生産要素に対して、生産量、売上高、利益や付加価値といった「成果」がどれだけ上げられたか、これが生産性です。
 では、成果とは? 「あることをして得られたよい結果」のことですが、それは数字か、部下の向上か、その捉え方は、部門、業務、個人の見解で違いが出ることが分かりました。
 数字を考えれば、生産要素の有効利用が望ましい。ところが、時間は誰しも一日24時間、効率が求めても、チームになると生産性の高い者もいれば、そうでない者もいる。この場合、成果主義だけではチームの成長を捉えられません。
 リーダーに対しては、個人へのミッションとチームへのミッション、部下の成長が同時にのしかかってきます。まずはこのミッションを明確にし、どんな方法で追求していくか、そこには効率性、指導の力、説明力など様々なセンスが必要です。
 
 セミナー講師で考えると、これらのセンスが、一人に、数時間で、一気に求められるわけです。考えると、とてもプレッシャーのかかること。
 一回一回の研修がすべてを決定する勝負の場です。
 今日は調子が悪かった、今日の受講生はノリがあわない、明るくない業界だった、そんな言い訳は通用しません。
 普段からスキルを磨き、講義内容をブラッシュアップし、応用の効くトーク術を磨くこと。自身をバージョンアップさせていく努力が必須です。
 春はセミナー講師の繁忙期ですが、この時期の経験や反省をいかに来シーズンに反映できるかが、自身の生産性を決定づけます。
 皆様、どうか共にバージョンアップを。私自身も多忙にかまけず、今の反省を次へ、次へと生かしていこうと思っています。



ほめ方・叱り方の極意
自分らしく、自分の強みを活かしたキャリアアップのあり方を学ぶ

開催日:2017年6月13日(火)
時 間:各日13:00~17:00

▼詳しくはこちらより
http://日本講師協会.tokyo/kokaikoza/sodateru20170613.html

新人研修の要

代表理事 古谷 治子

 いよいよ4月、新人研修講座がスタートしました。
 大企業なら半年から1年、中小企業ではひと月から3ヵ月、企業人になるための土台作りを、私たち講師がお手伝いするわけです。

 日本生産性本部が発表した平成29年の新入社員は、「キャラクター捕獲ゲーム型」。凝りすぎて、よく分からない感もありますが、確かにゲームに例えると掴みやすい。古谷の思う、近年の傾向は「リセット世代」です。
 何かあれば、全部リセットしてしまう。壁にぶつかった途端、ゼロベースにして辞めていくケースも珍しくありません。
 果たして人生、それで良いのか。リセットは究極の手段であるべきなのに、数ヶ月や1年でリセットしては、癖になって、これからの人生がリセットだらけになってしまいます。

 ビジネスマナーももちろん大事。型が人を作り上げていきます。でも、何より大切なのは、意識のところ。
 働くとは何か、企業人と学生アルバイターは何が違うのか? 
 働くことの目的意識を持てるかどうか、これがカギです。意識をしっかり持っておかないと、何かあった時に判断できません。

 ダグラス・マグレガーは、「正しい判断基準をなければ、どんなに頭が良くても、努力しても、例え運に恵まれたとしても成功しない」と、言っています。
 またピーター・ドラッカーは、「働いてもらうのは、できないことのためではなく、できることのためである」と、述べています。

 言葉で話すのは難しい課題、毎回の講座で同じ事を、同じように話していても伝わりません。
 そこで様々な偉人、経営学者の言葉を借りて、業界、職種、そして、受講者の顔を見てチョイスし、表現を変えるよう心がけています。

 毎年4月は、各社の新人さんのお顔を見て、気持ちが引き締まる。
 社会人としてのスタートダッシュをいかにサポートするか、講師は、これからの人生を左右する重要な役割を担っていると思っています。

 私たち講師には大きな期待がかかっています。

 皆様、共に頑張りましょう。

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4月3日、平成29年度マネジメントサポートグループ入社式
を開催いたしました



チームビルディングセミナー
チームの発展段階に応じて適切な対応がとれる実践技術を習得する

開催日:2017年4月18日(火)
時 間:各日10:00~16:00

▼詳しくはこちらより
http://日本講師協会.tokyo/kokaikoza/teambuild20170418.html