リーダーと生産性

 昨年末からふた月に一度、取締役を勤める日本電機と共同で、「経営幹部養成セミナー」を行っています。管理職以上が集まり、次代のリーダーに必要なスキルや知識を育む勉強会です。  先日のテーマは「生産性」でした。時短と生産性の向上が謳われる昨今、原点に立ち戻ってみると、「生産性」とは何か?   経済学で言うと、投入量と産出量の比率、つまりは、労働量に対して、どれだけの価値が生まれているか、ということ。  企業なら、人や設備、時間など生産要素に対して、生産量、売上高、利益や付加価値といった「成果」がどれだけ上げられたか、これが生産性です。  では、成果とは? 「あることをして得られたよい結果」のことですが、それは数字か、部下の向上か、その捉え方は、部門、業務、個人の見解で違いが出ることが分かりました。  数字を考えれば、生産要素の有効利用が望ましい。ところが、時間は誰しも一日24時間、効率が求めても、チームになると生産性の高い者もいれば、そうでない者もいる。この場合、成果主義だけではチームの成長を捉えられません。  リーダーに対しては、個人へのミッションとチームへのミッション、部下の成長が同時にのしかかってきます。まずはこのミッションを明確にし、どんな方法で追求していくか、そこには効率性、指導の力、説明力など様々なセンスが必要です。    セミナー講師で考えると、これらのセンスが、一人に、数時間で、一気に求められるわけです。考えると、とてもプレッシャーのかかること。  一回一回の研修がす…

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新人研修の要

代表理事 古谷 治子  いよいよ4月、新人研修講座がスタートしました。  大企業なら半年から1年、中小企業ではひと月から3ヵ月、企業人になるための土台作りを、私たち講師がお手伝いするわけです。  日本生産性本部が発表した平成29年の新入社員は、「キャラクター捕獲ゲーム型」。凝りすぎて、よく分からない感もありますが、確かにゲームに例えると掴みやすい。古谷の思う、近年の傾向は「リセット世代」です。  何かあれば、全部リセットしてしまう。壁にぶつかった途端、ゼロベースにして辞めていくケースも珍しくありません。  果たして人生、それで良いのか。リセットは究極の手段であるべきなのに、数ヶ月や1年でリセットしては、癖になって、これからの人生がリセットだらけになってしまいます。  ビジネスマナーももちろん大事。型が人を作り上げていきます。でも、何より大切なのは、意識のところ。  働くとは何か、企業人と学生アルバイターは何が違うのか?   働くことの目的意識を持てるかどうか、これがカギです。意識をしっかり持っておかないと、何かあった時に判断できません。  ダグラス・マグレガーは、「正しい判断基準をなければ、どんなに頭が良くても、努力しても、例え運に恵まれたとしても成功しない」と、言っています。  またピーター・ドラッカーは、「働いてもらうのは、できないことのためではなく、できることのためである」と、述べています。  言葉で話すのは難しい課題、毎回の講座で同じ事を、同じように話…

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